「ただでさえ忙しいのに、英語の勉強なんかさせられて……」このような「やらされ感」のある企業の英語研修は成功しません。大切なのは英語学習の重要性を認識させるための動機づけ。個人個人でバラバラに始めるのではなく、まずは組織全体でキックオフを行うなど学習者のモチベーションに火をつけることが重要です。 

 

英語は話したい、けど続かないのはなぜか? 

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英語学習の重要性と、必要性は、多くの人の共通の認識となっています。英語が話せない多くの人は、ほぼ例外なく「英語が話せるようになりたい」と言います。しかしながら、その認識が、必ずしも、英語学習の動機づけと結びついていないケースが多くみられます。 

その一つが、英語はできるようになりたいにも関わらず、実際に英語研修に参加すると継続できず、むしろ「やらされ感」をもってしまう社員の英語への意識の問題があります。 

では、どうして、必要であるはずの英語を、継続して学習していけないのでしょうか? 

 

英語に対する社員の意識を改革する 

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その一つの原因が、英語学習が、「自分ごとになっていない点にあります。 

英語を学ぶことが、漠然と英語が話せたらいい、というレベルから、自分にとって本当に必要なものであることを、「得心」して「行動」できるレベルに意識を改革する必要があります。 

では、そのためには、どのような意識改革の働きかけをしたらよいでしょうか? 

人が、ある物事に関して、納得、得心して、行動にまで移せるようになる、すなわち、意識を変えていくためには、大きく3つの要素が関係すると言われています。 

 

①正確な情報と知識 

②現状と未来のヴィジョン 

③ヴィジョン実現のための達成の構造 

 

以上の3要素です。上記3つの要素が満たされたとき、人は、納得、得心し、自分の理想とするヴィジョンに向かって、実際に行動することが可能になります。 

 

英語セミナーの効果的な活用 

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上記3つの意識改革のための要素をきちんと社員に伝え、かつ英語研修の継続を促すためには、個々にバラバラに、研修をスタートするのではなく、それがリアルの社内研修であれ、オンラインでのeラーニングであれ、まず研修のスタートに、「キックオフセミナー」などを開催すると良いでしょう。 

これは、単に、英語研修を実際に受講する人のみが対象となるわけではなく、社員全員を対象とするセミナーであっても効果的です。 

企業が置かれている現状を、正確な情報・知識をもとに知る、それにより、例えば、国内市場の少子高齢化による規模の縮小、さらには、グローバル市場での企業が持つ可能性、そういったマクロでグローバルな情報、知識を提供するだけで、社員一人一人の社員としての自覚を持たせることにもつながります。 

さらには、自社の企業理念・ヴィジョンを共有する場としても活用することができます。 厳しい国内市場から、大きな可能性の広がるグローバル市場への展開を知ることで、自ずと英語でのコミュニケーションの必要性を実感、得心することが可能になるはずです。 

また、社内研修がそこにどのように位置づけられ、かつ、どのように社員一人一人が活用できるかを示すことで、社内英語研修が、当たり前のものではないことを共通認識として共有することもできるはずです。 

個人がセミナーを通じて、企業の持つ理念・ヴィジョンとつながり、かつ、社内英語研修の意義を知る機会を提供することは、英語学習の意味を納得のいく形で理解し、には行動していくことにつながります。 

 

社員の心に火をつける 

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人は、何のためにこの仕事をしているのか?その意義を見出した時に、誰かから「やらされている仕事から、自ら進んで取り組む仕事」になると言われています。 

私が長年実施している「社内派遣留学」のコーチングでは、その点を明確に実感しています。 

社内選抜で毎年10名がアメリカトップ10のビジネススクールに社費で留学する制度を活用し、そのMBA受験のために取り組んでいる社員の方たちは、1年間、TOEFL®、など基準点を超えるために日夜努力します私のコーチングにしっかりと従い、イェール、スタンフォード などへ進学していきます。 

彼らに共通するのも、先にあげた3つの要素です。今後、企業で働く一員として、英語を学ぶことの意義が何で、どのようにして学べばよいのか?それが提供されている英語の社内研修であることを理解すれば、その達成に意欲を燃やすはずなのです。そのような英語セミナーの実施が企業の研修継続の意欲につながるといえます。 

 

 

竹村和浩様_写真_掲載用 執筆者:竹村和浩 
AllAboutビジネス英会話ガイド 担当テーマ:ビジネス英会話  
英語発音矯正士 ビジネス・ブレークスルー大学専任講師 
株式会社ユニバーサル・エデュケーション 代表取締役CEO 

 

 

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