今回のブログテーマは「新入社員に効果的な英語研修の企画・実施方法」というものですが、これはある意味で非常に難しいテーマだと言えるでしょう。それは「新入社員に効果的な英語研修」という表現がいくつかの意味で解釈できるからです。実際に企業によってもその解釈の仕方は違うかもしれません。目的や期待によって違う意味になるでしょう。そこでよくある典型的な新入社員研修のニーズやとらえ方を三つ下記に挙げてみます。

 タイプ1>
英語力アップはそれほど期待していないが、むしろ今後世界との交渉が増えることを前提に、グローバルマインドを身に付ける必要がある。その前段階として自分が暮らしてきた世界と外国は大きくことなるのだという基本的な意識を植え付けておきたい。

<タイプ2>
英語研修を通じて、同期社員とのコミュニケーションを促進し、連帯感を強め、自己を再認識する機会を提供する。

<タイプ3>
時間のある新入社員時のうちに、一定の英語力(例えばTOEIC L/Rのスコア100点アップなど)を身に付けさせておき、配属時には、ある程度の英語力が保証されているようにしたい。

 

タイプ1|異文化研修/グローバルマインドセミナーの実施

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ニーズがタイプ1の場合、通常研修期間の大部分は業務や社内事情に関連したもので、あまり英語自体の研修は行われない。その代わり異文化研修/グローバルマインドセミナーが実施されることが多いです。こうしたセミナーは小クラスから100名程度の講義まであり、時間としては3時間から4時間程度のものが一般的でしょう。重要なのはケーススタディーやQ&Aに十分な時間を割いて、さまざまな人の体験に触れたり、積極的に質問することで外国文化へのアウェアネスを促したり、海外と自分の位置づけを感じさせることです。

 読書を宿題として課してあとで感想文を出させる、という企業もあるようですが、異文化やグローバルマインドはこうした安直な形ではなかなか期待できないしょう。

 

タイプ2|学習効果が高まる講義セミナーの実施

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ニーズがタイプ2の場合、以前は自社研修所で合宿をさせるという形式がよくとれました。しかし近年ではこうした施設を売却する企業が増えており、また予算削減の影響で、研修プログラムの中から英語研修をなくすところも多くなってきたようです。どうしても必要な場合はニーズタイプ1のように、大型の講義セミナーを行うところも増えています。

ただこうした講義セミナーを実施する場合、単に講義を聞いても数か月後には忘却されてしまう可能性が大です。そのため高い学習効果を意図するのであれば、事前課題を新入社員に出しておいて、その解を解く手がかりをセミナーから学び、さらにそれを自分の過去の体験や事例に結び付けて考えてみる、またそれをもとにグループ討論を行って最終報告提出やプレゼンテーションを社内で行う、といった仕掛けが必要となるでしょう。

 

タイプ3|アドバイザー並走型プログラムが最適

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ニーズがタイプ3の場合、プログラムの創造性が最も発揮されます。このタイプの研修では、いわゆる「筋トレ型プログラム」になります。つまりコーチがいて、運動メニューがあり、アドバイザーが並走してくれる、そうした状況で課題をこなし、スコアを上げるという勉強法です。サポートが充実していることでモーチベーションの維持が可能になります。提出日を守らせるだけの、完全放任式による自習形式では全く効果がありません。

また同期同士でチームを作り、その中で役割を与えることでモーチベーションを維持させるという方法もあるでしょう。この場合、クリエーティブなプログラムを企画してさまざまな共同課題やチャレンジを課し、チーム同士で競争させ、中間発表や表彰を用意するというのも有効な方法です。ただこの場合、教材の同時手配や、学習進捗の管理体制が非常に重要になるので、それを用意に実現できる社内リソースや外注による教育パッケージを確保しておく必要があります。

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新入社員研修のニーズやとらえ方のタイプ別に、企業の英語研修の企画・実施方法をご紹介しました。是非、ご参考にしてください。

 

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