英語研修を導入する前段階の動機づけとして、英語研修セミナーを実施することは大変効果的です。では、どのようなセミナーを実施するのが効果的でしょうか。ほとんどの人が「英語力があったら」とは思っているはず。では、その気持ちを「英語を習得したい」という、もう一段階高いモチベーションに向上させるためにどのようなプログラムにすべきか、そこがポイントになります。

 

講師の質&事前の綿密なセミナー設計と計算

 3542751_s (1)

企業での英語研修を成功させるためには、その前段階で実施される英語研修セミナーの成功が必要となります。そしてセミナーの成功は、まず受講生の満足度であるといえます。素晴らしいセミナーを提供してくれたと受講生に感じてもらえることは英語研修担当者冥利に尽きるでしょう。それに加え、見えにくくはあるけれども、研修受講後に受講生がより自発的に熱心に英語学習に取り組むようになることは長い目で見て研修の大きな成果であるということができます。またそのための英語研修セミナーであるべきです。

まず、受講生に満足度を与えられるかどうかは講師の質によります。優れた講師とは、受講生の心の動きを察知して、ケアや気配りができる講師です。良いところを見つけ、励まし、弱点を見つけたらストレートに言うのではなく、適切なタイミングと言い方で伝え、そして受講生の自覚を促し、改善と上達を導き出すことのできる講師です。

もう一つは、受講生の期待に応えられるかどうかです。そのために研修担当者として気を付けたいことは、セミナー参加者募集の案内を出す際、気を聞かせて面白そうなキャッチコピーを書いたとします。そうすると受講生はその内容を期待して参加するでしょう。しかし、もしセミナー担当講師がそのキャッチコピーの内容を知らず、それを実施しないとなると、その受講生の期待に応えられない、すなわち期待を裏切る結果となり、満足度は低いものになります。

つまり、満足度につながる講師の質とは、研修中の受講生に対するケアや気配りの質であり、また受講生の期待することを講師が熟知し、それに応えたかどうかで決まるのです。そしてそのように綿密に計算され計画されたセミナーに参加することでその後の英語研修の成功が決まってくるのです。

 

次につながるマインドセットがカギ

3448935_s

英語学習はよく、スポーツと同じだと言われます。重要なのは試合ではなく、試合までの鍛錬と道のりです。英語学習でも、研修等で習得したあるいは習った方法を、地道にコツコツと繰り返し、身につくまで実践することが、最終的なアセスメントでの成果となって現れるのです。また、「努力が報われる」ということを実感することで、更なる高みへと進んでいくモチベーションを確保することができます。

その地道な努力をしようと、受講生に決意させ、かつ継続という行動につなげるためには、まとまった時間で、研修前に実施される英語研修セミナーが大変重要な役割を果たします。そして、そのセミナー成功のカギは、まずは実施する優秀な講師の選定であり、さらには、先にも述べたように、セミナーは事前の周到なまでの準備と計算が必要です。受講生がどのような課題を抱えているのか?また何を期待して参加するのか?さらには心理的、また物理的な課題(英語への極端な苦手意識や、業務形態からくる学習時間の捻出の困難など)を事前に分析し、それらが今後提供する研修によっていかにクリアーになるかを英語セミナーで提示する必要があります。

その際に是非用意し、伝えておくと良いのが、セミナーで高まったモチベーションをさらに継続していくためのヒューマンサポートの存在です。英語研修セミナーで一時ピークに達したモチベ―ションも、いったん仕事が始まると継続が難しくなることがしばしば起きます。これにより、英語研修セミナーでのマインドセット、そして高まったモチベーションを確実に成果につなげていくことが可能になります。

 

成果のあがる英語研修セミナーのポイント

shutterstock_1658712496 (1)

最後に、成果のあがる英語研修セミナーのポイントに関して改めてまとめてみます。

 

・受講生の課題・期待の綿密なリサーチ

・優秀なセミナー講師の選定

・セミナー後の研修の見通しの提示(ヒューマンサポート体制等)


英語研修セミナーは、その後の英語研修の効果を最大化させ、成功させるくらい重要なものだと考えます。また、セミナー直後からヒューマンサポートを実施する等、人の手によるサポートも目立たないながらも効果的ですね。ぜひ事前の英語研修セミナーを考える際に、この仕組みを取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

竹村和浩様_写真_掲載用

執筆者:竹村 和浩(たけむら かずひろ)
AllAboutビジネス英会話ガイド 担当テーマ:ビジネス英会話 
英語発音矯正士 ビジネス・ブレークスルー大学 英語専任講師 
英語通訳案内士/英語発音矯正とビジネス英語が専門。
㈱Universal Education代表取締役。   

 

日本人はなぜ、英語が苦手なのか?その原因が、正確な英語の音の未習得にあることを25年前に発見し、独自の音声指導法、EVT: English Voice Trainingを開発。英語発音矯正の草分け/第一人者として、音素トレーニングを中心とした発音矯正で日本人の英語スピーキング力の向上に尽力している。RMS:リクルートマネジメントスクール受講者満足度No.1講師。

・アメリカ英語? イギリス英語? 企業の英語研修で気を付けるべき点とは

・ビジネスではなぜ発音が大事なのか? その発音仕事で使えますか?

・"英語嫌い"な社員のための企業向け英語研修、その対策とは? 【マインド編】

・"英語嫌い"な社員のための企業向け英語研修、その対策とは? 【事例編】

・2020年最新版! 企業の英語研修のトレンドをご紹介

・発音トレーニングが変える社員の英語苦手意識

・英語学習時間のつくり方~社員が仕事と英語研修を両立させるコツ【タイムマネジメント編】

・<企業の研修担当者必見>英語社内公用語化は成功したか?
・『ご存じですか?』企業の英語研修の効果測定について
・<企業向け英語研修>なぜオンライン英会話は成果があがるのか?
・ Withコロナ時代に企業向け英語研修を選ぶポイント
企業の英語研修における目標(KPI)の立て方と「見える化」

※メンターが一人ひとりの学習進捗に伴走し、語学学習の習慣化をサポート。
 学習完了率90%以上の「Smart Habit Enterprise」導入をお考えの企業様はこちらをご覧ください。