仕事をしながら英語学習の効果を出すためには、通勤時間や昼休みなど、ちょっとした時間をどう活用するかが重要。まとまった時間をつくって……、週末に落ち着いて……と思っていても、なかなかまとまった時間がとれないし、テキストをチラチラみながら結局勉強しないで終わる、なんてことも。そこで、英語研修を担当する人事や研修担当者の皆さんが、実際に見聞きした英語学習のタイムマネジメントの成功例をご紹介します。

 

多忙なビジネスパーソンの時間管理術

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ビジネスパーソンにとって非常に重要なスキルの一つが、タイムマネジメント、時間管理です。それに英語学習が加わると、タイムマネジメントが非常に難しくなります。というのは、そもそも英語学習には一定量の時間が必要となるからです。

英語学習のために、いかに仕事やプライベートの時間の合間を縫って時間を捻出するか……。参考となるいくつかの事例をご紹介いたします。

 

早朝の時間を活用する

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「早起きは三文の徳」、英語では「The early bird catches the worm.」と言いますが、朝早い時間を活用することは、タイムマネジメントの基本です。夜型なのでなかなか、という方もいらっしゃるとは思いますが、可能であれば、朝5時~6時に起きる、それが難しい場合は、せめて30分いつもより朝早く起き、英語学習の時間を10分~15分間とるだけでも随分と違います。

仕事前に英語学習をいくらかやっておくだけで、気分的にもやるべきことをきちんと終わらせた、というちょっとした満足感で気持ちよく一日をスタートでき、さらに、夜の時間も使ってもう少し頑張ってみよう、という気持ちになったりします。早朝に英語学習の時間を設定することは、いちばんのおすすめです。

 

To Do Listとスマホのリマインダーアプリを活用する

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やろうと思ってはいても、仕事に追われ、気が付くと既に夜中、何も学習しないまま一日が終わっていたというケースがほとんどだと思います。

しかし、To Do List や、それと連動するスマートフォンのリマインダーアプリは、そんな自分を刺激してくれます。ほとんどの人が持つようになったスマートフォンには、リマインダー(予定が近づくとポップアップなどのお知らせが表示される)の機能がついており、それを使えば、自分が英語の勉強を予定している時間の少し前(この時間間隔も指定できます)にお知らせが入り、自分をリセットすることで、その時間を確保することができるようになります。

 

Google カレンダー等の活用によるマイプロジェクト化

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次に、仕事でプロジェクトを進めるように、英語学習をマイプロジェクト化する方法をご紹介します。最初に、「目標」(例えばTOEICの受験日など)を定め、それに向かってやるべきことをリスト化し、チェックリストを作成したり、Googleカレンダーなどを使って、仕事のプロジェクトと同じように時間管理、進捗管理を行うと効果的です。

いわば仕事の一環という位置づけをすることで「見える化」し、やるべきことの一部とするとマネジメントがしやすくなります。Google カレンダーに限らず、様々なスケジュール管理のアプリケーションを活用することで英語学習のためのタイムマネジメントが可能になります。

タイムマネジメントのコツは、手帳やデジタルカレンダーなどの中に目に見える形で「存在」させることであるといわれています。英語も仕事と同じプロジェクトと位置付け、時間管理をするとよいでしょう。

 

マイクロラーニングの活用

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そして、忘れてはいけないのが、いま流行りのマイクロラーニングです。1分~20分程度の短時間の動画による細切れ学習の活用です。これにより、通勤電車の中で一駅移動するときでも一コマの動画学習が可能です。一コマが短く、それぞれが完結しているので、毎回達成感が得られ、積み重ねもできるようになります。また、やや古風な方法ですが、学習する分のみ、テキストを分解して持ち歩く、という方法もあります。重いテキストでなく、PDFにしてプリントアウトしたものなどですね。しかし、今ではKindle等に入れることで多くの学習内容を携帯し学習することもできるでしょう。

 

社員が業務と英語学習を両立させるには

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私が研修を担当しているとある外資系企業では、英語が必須のため、それぞれの業務に応じてタイムマネジメントがし易い取り組みをしているケースもあります。

その会社では、英語研修なども業務時間内で受講を認めており、それに加えて業務自体に英語を使うタスクを意図的に織り込んだり、社内にいる英語ネイティブ社員の協力を得て、個人の英語コーチをつける制度を設けていたりします。業務と英語学習を分け、やりくりに腐心しながら英語学習をさせるのではなく、業務の一環として少しでも英語に触れる機会を増やす工夫をしているのです。

英語の習得にはどうしても時間がかかるものです。社員が、会社や上司・同僚に理解を得ながら英語学習の時間を捻出できるよう、工夫していきたいものです。

英語学習時間のつくり方【余暇編】はこちら

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執筆者:竹村 和浩(たけむら かずひろ)
AllAboutビジネス英会話ガイド 担当テーマ:ビジネス英会話 
英語発音矯正士 ビジネス・ブレークスルー大学 英語専任講師 
英語通訳案内士/英語発音矯正とビジネス英語が専門。
㈱Universal Education代表取締役。   

 

日本人はなぜ、英語が苦手なのか?その原因が、正確な英語の音の未習得にあることを25年前に発見し、独自の音声指導法、EVT: English Voice Trainingを開発。英語発音矯正の草分け/第一人者として、音素トレーニングを中心とした発音矯正で日本人の英語スピーキング力の向上に尽力している。RMS:リクルートマネジメントスクール受講者満足度No.1講師。

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