企業内で行うことができる英語研修にはどんなものがあるのでしょうか? 講師派遣、遠隔研修などその形態は様々です。けれど法人としての研修には共通するエッセンスがあります。

 

企業向け英語研修の種類

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英語研修には、様々な形態があります。最近では、ICTを使ったオンラインやアプリケーションを活用した研修があります。また、英語研修もグローバル研修という視点でとらえれば、大きく2つのカテゴリー、一つは、英語力自体を向上するための「スキル系」と異文化理解など知識やマインドをグローバルに対応できるようにするための「マインドセット系」に分けることができます。

 

スキル系英語研修

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企業の英語研修において、英語のスキル自体を向上させるスキル系研修が重要なのは言うまでもありません。しかし、これまでこのスキル系の英語研修は、イコールTOEIC®テスト対策になることが主流でした。実際、人事・研修担当者としても、研修実施後の結果を会社に示す必要から、どうしても成果に直結したアセスメントの点数を上げる研修に偏ってしまいがちです。

しかしながら、TOEIC®になると、当然のことながら研修自体がTOEIC対策のみにフォーカスされます。これがそのまま英語スキルの向上に直結すればよいのですが、TOEIC®の場合、主として実施されるのがL/RListening/Reading)の試験のため、どうしてもリスニングとリーディングのみの評価となり結果的には大学受験と変わらない勉強となってしまいます。TOEIC®にはS/WSpeaking/Writing)試験もありますが、L/Rほど受験者数は伸びていません。

 

ビジネス英語のスキル研修が重要

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実際のスキルは、単に英語の4技能としての「話す・聞く・読む・書く」だけではなく、ビジネスの現場で活かせるスキルとしてのビジネス英語の分野別スキル研修が重要になってきます。ビジネスの現場で活かせる分野別研修としては、その活用優先度順に以下を挙げることができます。

 

  • 英文Eメール
  • 英語プレゼンテーション
  • 電話の英語
  • ディスカッション(会議の英語)
  • 英語ディベート

 

職場によっての優先順位はそれぞれ異なるものの、上記がビジネスで最も必要とされる度合いの高い英語研修となります。1~5をご覧いただくとお分かりのように、1以外そのほとんどが、話す英語、spoken communicationとなっています。ビジネス英語には「型」とも呼べるものがあり、基本これらビジネスでの英語スキルはその基本的な「型」の学習が中心となります。

 

英語ディベートの研修は企業が場を提供

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実際に英語を使う場面が社内で増えてきた場合、1~3のスキルは研修でその「型」を学ぶことができますが、4.会議の英語、5.英語ディベートの研修は、どのように導入したら良いでしょうか。

海外派遣のアセスメントで多く活用されている、GBC: Global Business Communication というインタビュー形式の対面型テストでは、「型」以上に、いかに複雑な仕事上の問題や自分の課題などを話せるかがカギとなってきます。

すなわち、本当の意味での英語でのコミュニケーション力が必要とされます。

それに対応できる企業研修としては、やはり「英語ディベート」の研修が最も有効であるといえます。ディベートは、知的格闘技と言われるように、一定の時間制限の中、自分の意見や考えを論理的に、かつ相手を納得、説得できるレベルで話さなければなりません。しかも、相手の意見や考え方も、自分の主義主張とは別に客観的に論じることが要求されます。

今後の英語スキルの研修としては、実践型の英語ディベート研修が、現場で必要とされる英語スキルを高める研修として注目されると考えています。

英語は基本的に、自分で学習する-自学自習があるべき姿ですが、必要な「型」としてのビジネス英語の知識、および英語運用能力を高めるディベート研修は、自分ではできない点で企業として場を提供することが必要です。

 

マインドセット系英語研修

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日本人にとって、英語のスキル向上も課題ですが、グローバルなマインドセットも英語以前の課題として重要だと言われています。いわゆる「異文化理解」と呼ばれている分野です。

かつては、欧米のマインド、つまりは戦略思考からロジカルシンキングなどが中心でしたが、最近では、本当の意味でのグローバル対応、例えば、広くはアジア、東欧、ヨーロッパ、中東、アフリカなども視野に入れた内容が取り入れられています。

 

ビジネスの現場で活きる英語研修とは?

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結論としてビジネス現場で活きる英語研修とは、マインドセットとしての異文化理解と、それぞれのビジネスで使われるビジネス英語の基本を学ぶ研修。そしてその2つを総合的に活かす場としての英語ディベート研修である、ということができるでしょう。

 

 

竹村和浩様_写真_掲載用

執筆者:竹村 和浩(たけむら かずひろ)
AllAboutビジネス英会話ガイド 担当テーマ:ビジネス英会話 
英語発音矯正士 ビジネス・ブレークスルー大学 英語専任講師 
英語通訳案内士/英語発音矯正とビジネス英語が専門。
㈱Universal Education代表取締役。    

 

日本人はなぜ、英語が苦手なのか?その原因が、正確な英語の音の未習得にあることを25年前に発見し、独自の音声指導法、EVT: English Voice Trainingを開発。英語発音矯正の草分け/第一人者として、音素トレーニングを中心とした発音矯正で日本人の英語スピーキング力の向上に尽力している。RMS:リクルートマネジメントスクール受講者満足度No.1講師。

 

 


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